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月別アーカイブ: 2023年1月

覚えておきたい冷え性対策

冷えは万病のもとともいわれるくらい、放置しておくとさまざまな体の不調を引き起こすとされています。「いつものことだから」「ちょっと寒いだけ」などと諦めてしまわずに、今からでもできる予防法や対処法を知っておきましょう!

◎血液の巡りやすい身体づくり
冷え性は血液の流れが悪くなることで起こります。改善するためには、血液が全身にしっかり巡るような身体を目指しましょう。

大切なのは、適度な運動をする習慣をつけること。特に、全身の約7割の筋肉が集中しているとされる脚を含めた下半身を中心にストレッチや軽い筋トレを行うのがおすすめです。運動を習慣化することは、筋肉量を増やして体内で生産される熱量を増やすだけでなく、体温調節の命令を出している自律神経を整える効果も期待できます。

継続的に運動をするのが難しいという方は、定期的に整体を受けるのも一つの手です。身体の歪みを整えることで、血流を促進してくれます。

 ◎食べ物で体の中から温めよう
身体を内側から温めるためには、食事を見直すことも大切です。冷たいものが身体を冷やしてしまうのはもちろん、ファストフードなどの添加物の多い食べ物は、内臓に負担をかけるため、血流を悪くする原因となります。

身体を温める栄養素を摂ることも重要です。

例えば、ナッツ類などにたくさん含まれるビタミンE類は、血管を拡張させて血行改善に役立ちます。豚肉などにたくさん含まれるビタミンB類は、新陳代謝を促進する効果があります。

大豆や魚などに含まれる良質なたんぱく質は、筋肉を作りエネルギーを生産するのには欠かせません。また、貧血予防として鉄分を摂ることも重要です。

◎日々の生活の中で一工夫
日々の生活の中でできる冷え性改善のための小さな工夫もご紹介します。

簡単なのは「身体を締め付ける衣服や靴を避けること」と「頭寒足熱を心掛けること」。

例えば、ぴたっとしたスキニーパンツなどを着こなすファッションは素敵ですが、脚を締め付けるため血流を妨げる一因になっているかもしれません。冬場だけでも避けてみるとよいでしょう。

また、寒い日はコートなどで全身を覆いたくなりますが、実は人間の身体はもともと顔に近いほうが温まりやすく、足元のほうが冷えやすくなっています。そのため、下半身を厚着にして首回り以外の上半身は比較的薄着にすることを心掛けると、全身が無駄なく温まるようになるのです。

ブランケットを使うときなども、肩に羽織るよりも、膝や足元を温めるように意識すると効果的に冷えを予防することができます。

大切なのは、できることから少しずつ積み重ねていくこと。こつこつと冷えに負けない身体を目指していきましょう。

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院

 

冷え性について

寒さが厳しくなると、手足の冷えが気になりますよね。気温が下がるのに合わせて手先や足先が冷たくなるのは当然のことですが、その中でも一度冷えてしまうと温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚がある状態のことを「冷え性」と呼びます。

冷え性は、本来はたらくべき体温調節機能がうまく機能していない状態です。では、なぜ体温調節がうまくできなくなってしまうのでしょうか?

◎冷えの原因は「血液の流れ」!
末端冷え性は、手足の先などの体の末端にある毛細血管に、温かい血液が流れにくくなっていることが原因の場合が多いです。

手のひらや足の裏では、暑い環境では体の余分な熱を外に逃がすために血管が拡張し、寒い環境では体温を下げないように血管が収縮します。この収縮が過剰に起きると、血液の流れが悪くなってしまい、必要以上に手足が冷たくなるのです。

また、身体の重要な臓器は身体の中心部に集まっていることから、寒くなると身体は血液を中心部に集めることで体温を維持しようとします。

その結果、手先や足先といった末端には血液が行き渡りにくくなり、冷えを感じてしまいます。

◎身体の中から温めよう
冷え性の症状が男性と比べて女性に多く見られるのは、熱を生産するための筋肉が相対的に少ないから。また、月経の影響でどうしても貧血状態になりやすいことも一因です。

冷え性を改善するためには、手足を外から温めるのではなく、身体の中の熱量を増やす必要があります。バランスのとれた食事と適度な運動によって体温を上げましょう。末端にも行き渡るだけの十分な暖かい血液を生産するとともに、体温の上昇に応じて末端の血管を拡張することで、手先足先まで温かく感じられるようになります。

寒い冬はどうしても暖かい家の中にこもりがち。ですが、身体を動かす習慣を保つことが寒さに打ち勝つことの近道なのです。

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院