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がんは日本人の国民病

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がんは、日本において1981年より不動の死因第1位となっており、現在では、年間36万人以上の国民ががんで死亡しています。これは、年間死亡者のうち3人に1人ががんによって亡くなっていることになります。

日本人にとってがんは、「国民病」といっても過言ではない状況となっています。

◎がんはなぜ増えたのか
がんにかかる人が増えている主な要因には、肉を中心とした食生活の欧米化や、検診受診率の低さに加えて、高齢人口の増加という点があります。

がんは、遺伝子のコピーミスによって発生します。若く健康な間は免疫力が高く、コピーミスによってできた体内の異物(がん細胞)を排除できますが、免疫力が低下した高齢者の体内では異物を排除しきれず、がん化した細胞が成長しやすくなってしまいます。

がんが死因のトップになった1981年から、日本人の平均寿命は延び続けています。単純にはいえませんが、高齢者が増えていることが、相対的ながん罹患者数を押し上げている一因となっていることは事実でしょう。

◎がんは治療が難しい
がんは他の病気に比べ、治療が難しいことも、がん患者が減らない理由の一つです。

たとえば、1980年代の初めまで死因のトップだった脳血管疾患やトップ3の常連である心疾患も高齢になるほど患者数が増える病気です。しかしこれらの病気に対しては、血栓を溶かす優れた薬の登場、詰まった血管を内側から広げるカテーテル治療やそれを容易にする画像診断装置などの技術が発展して、どんどん治療が可能になっています。ところががんに関しては、患者数の増加の勢いが治療技術の進歩を上回っているとされています。そのため、がんによる死亡者の数は年々増加しています。

いつ誰がかかってもおかしくないがん。検診受診や生活習慣の見直しなど、できることから予防していきましょう。

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院