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月別アーカイブ: 2025年3月

腸内環境を整えるために必要なこと

腸内環境を整えると、花粉(アレルゲン)が腸から体内に入りにくくなる可能性があり、花粉症の症状が緩和される報告が多く上がっています。

◎バランスの良い食生活を
腸内環境を整えるために、まずは栄養素をバランス良く摂取することが大切です。食物繊維や発酵食品などが腸内の善玉菌の餌となり、腸内環境を整える手助けをしてくれます。

食物繊維を多く含む食品:
ほうれん草、ブロッコリー、バナナ、豆腐などに含まれる食物繊維は腸内の善玉菌の餌となり、「腸内フローラ」と呼ばれる腸内細菌のバランスを整える役割を果たします。食物繊維が豊富な食品を摂取することで、腸内の動きが良くなり、便秘を防ぐ効果もあります。

発酵食品:
ヨーグルト、納豆、キムチ、ぬか漬け、味噌、漬物などの発酵食品は、腸内の善玉菌(乳酸菌やビフィズス菌など)が腸内フローラを改善し、消化・吸収を助けます。腸内細菌のバランスを整えることで、腸内の炎症を抑え、腸の健康を守ります。また、免疫力を向上させ、花粉症などのアレルギー症状を軽減する効果もあります。

オリゴ糖を含む食品:
玉ねぎ、大豆、アスパラガス、ごぼうなどのオリゴ糖を含む食品は、腸内の善玉菌を活性化する働きがあります。オリゴ糖が腸内の善玉菌を増やすことで、腸内環境が整い、便通の改善にも役立ちます。

その一方で、気をつけたいのが「グルテン」です。グルテンとは、主にパンや、うどんなどの小麦製品に含まれるたんぱく質ですが、体内で消化されにくく、異物として腸に蓄積されてしまうことがあります。これが腸内に炎症を引き起こし、腸内細菌のバランスを崩す原因になると言われています。季節や体の様子を見ながら調整するとよいでしょう。

◎適度な息抜きで心も健やかに
腸は自律神経とも深く関わっています。ストレスや疲労を感じたら、適度な休暇や、十分な睡眠時間を確保して体をしっかり休ませることも大切です。
仕事や日常生活で忙しいときでも、こまめな水分補給や、深呼吸することで、リフレッシュできます。日々の小さな息抜きが、腸内環境に良い影響を与えるので意識してみてください。

 

富田林市梅の里1-19-15
ますい鍼灸整骨院

今日から始められる花粉対策

◎花粉症の薬にもリスクがある?
目のかゆみ、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状は、肥満細胞から放出されるヒスタミンが目や鼻の粘膜にある「ヒスタミン受容体」と結合することで引き起こされます。この現象を抑えるために使用されるのが「抗ヒスタミン薬」です。

抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンが受容体に結合するよりも先に受容体と結合して、ヒスタミンの作用をブロックすることで症状を緩和させます。

この薬の副作用として、眠気や口の渇き、便秘はよく知られていますが、他にも不眠症におちいってしまうなど重い症状が出る方もいます。また、抗ヒスタミン薬が作用するには肝臓や腎臓での代謝が必要なため、長期間の服用や、他の薬との飲みあわせ、などによってこれらの臓器に負担がかかる点も注意が必要です。

◎花粉症は免疫バランスの乱れが原因
花粉症は、体に害を及ぼすウイルスなどの異物を排除する免疫システムのバランスが崩れることで、本来害のない花粉に過剰反応するアレルギー疾患です。

免疫システムは体を守るために非常に重要な役割を果たしますが、その働きがうまく機能するためには、免疫システムのバランスが整っていることが不可欠です。

◎腸内環境を整えることがカギ
そこで注目したいのが「腸」です。腸は消化だけでなく、全体の70%の免疫機能を担う重要な器官と言われています。そのため、腸内環境を整えることは免疫バランスを保つことにつながるのです。万が一、腸内環境が悪化すると、腸壁が弱まり、アレルゲンが体内に入りやすくなります。この状態を「リーキーガット症候群」と呼びます。もし、便秘や下痢といったお腹の不調や、ニキビなどの肌荒れが気になる場合には、腸が弱っているサインかもしれません。

 

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